心理カウンセラー◆眞田　遊子

 「言えない」「聞けない」というのは

自分を閉ざしてしまった状態になります。


私も恥ずかしくて言えないとか

怖くて聞けないとか

そんな経験はたくさんあります。


ですが相手の立場に立ってみると

言わないわたしは、理解しにくく

愛しにくいわたしになります。

聞かないわたしは

愛していないわたし 。だって興味がないんだもん。

だから聞かないんだよね？ってなってしまいます。 


よくカウンセリング中に

「そんなこと言っていいんですか？」とか

「そんなこと聞いていいんですか？」みたいなやりとりになることがありますが


言っていいと思ってない

聞いちゃダメだと思ってる

からです。


でもね

言わなかったらどうなるの？って考えてみて欲しいんです。

聞かなくて平気かな？って考えてみて欲しいんです。

ひとりで悩んで我慢して、爆発したり

相手に対する不信を募らせたりしませんか？

それが関係にどんな影響を与えるかなって思ってみて欲しいです。

より良い選択をするために、ですよ。


それから

そもそもこの関係をどうしたいのかという目的も大切です。


仲良くしたいなら、知り合っていくことの積み重ねは

続けていくことになります。

言わず聞かずというのは

関係に投資しない姿勢みたいになります。


そうなってもいい距離感とか関係もあると思います。

でももっと仲良くなりたい

もっとわかり合いたい

もっとお互いに喜びを分かち合いたい

そうならば

言わないことや聞かないことが

お互いの溝を作ってしまいます。


それから

コミュニケーションを一発勝負と思っている方もとっても多いですが

繰り返しです。

とにかく一発で解決しないものだって理解しておいたほうが

言ったり聞いたりする事を重ねていきやすくなるかなと思います。



本当はこう思っているの

こんなふうに感じてしまったけどあなたはどう感じてるの？

そんな気持ちのコミュニケーション抜きにしてパートナーシップは

難しいんじゃないかなと思います。

・・・つまらなくなりますよね・・・

ハートで繋がりたいわけですから。


わたしたちはみんな弱さを差し出すことへの怖れを持っています。

これが欲しいのと伝えて拒絶されることも怖いです。

でもね

差し出せなければ我慢や不満が溜まります。

相手をわたしのことを我慢させる人、傷つける人みたいにしていってしまいます。

差し出したとしたらもっと愛し合えるかもしれないし

この人じゃないかもしれないってことがわかるかもしれない

リスクはありますが・・・

自分が本当に欲しいものに向かっていくために

コミュニケーションを丁寧にしてあげることはとっても大切です。


もし相手も自分と同じように関係を、そして相手を大切に思っていたら

理解しようと努めてくれたり

弱さを差し出してくれたことを信頼と受け取って喜んでくれたり

欲しいと言ってくれたものを満たしてあげたいと思ってくれたりすると思います。


あ、責めたり要求を突きつけるとうまくいきにくいですけど・・・



関係をよりよく育てていくためにも

自分が満たされたパートナーシップを持つためにも

自分の気持ちを見ておくこと

理解しておくこと

そして相手を責めないコミュニケーションが大切になります。

それは自分ができる大きな投資です。


わたしは何を差し出したいんだろう？

この関係をどうしたいんだろう？


過去、満たされなかった傷をつかって

乱暴なコミュニケーションをすることもできる

それはちょっと破壊的かもしれません。


過去、満たされなかった傷の全部を使って

本当に欲しいものに向かうこともできます。

それは自分と繋がってもっと相手と繋がっていく大きな一歩になります。

繋がっていれば本当に幸せを感じられますからね。


みなさんが幸せな人間関係を持てるよう

参考になれば嬉しいです。


良い週末をお過ごしくださいね



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