2011年05月10日

東日本大震災 その2

その1に続いてです。

前回、映像からダメージを受けるということを書きました。

それについて補足したいと思います。


私たちが感じる感情というものは、共鳴するという性質を持っています。

それはたいてい無意識的に起きています。

オートマチック。


私は震災の報道を見ていて

何度も涙が出てしまいました。

同じような経験をされる方もたくさんいらしたと思います。


文字や映像、音声などによる情報が引き金になって

自分の中にある感情と共鳴してしまうんですね。


自分がそもそも持っている感情そのもの以上に

強く感じてしまう事もあるかもしれません。


悲しみや怖れ、絶望感、喪失感、疲労、虚しさ、無力感など

そして、被災地と比較して、無事であることに対してや

普段と変わりないことに対して、罪悪感を感じてしまう事もあります。


感じてしまうこと自体は、心の自然な反応のひとつとして捉えてくださいね。


大切なことは、それらを感じている、その向こうです。


感じているには感じています。

そして、人は感情によって行動してしまいます。

それでも、行動の土台に、恐怖や、絶望感があったとしたら

どうなるのかということは、あえてお考えいただけたらなと思います。


感じてしまいますが、それを行動とつなげないよう意識していただきたいなと思うんです。


感情は受け入れて認めてあげると落ち着きますし、変化します。

ネガティブな感情がくり返しやってくるかもしれませんが

それでいいんです。

それでも諦めないで欲しいと思います。

何度でも、受け入れて、認めてあげてみてくださいね。


そして、共鳴しているのであれば、

こんなひどい感情を、誰が感じているんだろうという疑問を持ってみてください。

同じような気持ちを持っている方たちがたくさんいるかもしれないということに

気づけるかもしれません。


どうか、自分を責める以上に大切なことを見つけてみてくださいね。


ダメージは受けてしまったら、もうしかたありませんから(笑)

ケアすることはすごく大事です。


自分を休ませてあげたり

安心させてあげたり

いたわりの気持ちで接してあげてくださいね。


そうはいっても自分自身では自分のことをみるのが難しいと思いますので

一人でがんばらず

サポートを受けてくださいね。


カウンセリングはいいですよ^^

私もカウンセラー仲間と話して、楽になったり

問題そのものの捕らえ方が変化したり

今でもたくさんサポートしてもらっています。


大丈夫だと思っている以上に、大丈夫じゃないことも結構あるものです。


今日もまたこの辺で(*・ω・)ノ
















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